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殺戮にいたる病(我孫子武丸)




殺戮にいたる病



「永遠の愛を掴みたいと男は願った………」


東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるシリアルサイコキラーが出現した


犯人の名前は『蒲生稔』


繰り返される凌辱の果ての惨殺


冒頭から身も凍るラストシーンまで、恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡を辿り、捉えようのない時代の悪夢と闇、平凡な中流家庭が孕む病理を鮮烈無比に抉る問題作



ミステリー小説衝撃度数

★★★★★★★★★ 9





猟奇的殺人を重ねる異常犯罪者の心の軌跡を辿りながら、想像力の欠如した現代人の病巣を抉る衝撃のミステリーホラー小説


叙述ミステリーの極致と言っても過言ではないだろう


『我孫子武丸』がカッ飛ばした特大ホームラン級の血も凍るミステリー小説


一度は読了すべき名作


かなりエログロではあるけどね