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行ってはいけない場所(雫石 慰霊の森)




「雫石 慰霊の森」



住所

岩手県岩手郡雫石町

西安庭第47地割





「雫石 慰霊の森」は、全日空機雫石衝突事故の跡地に整備された場所で、現在は追悼よりも航空安全の祈願を込めて「森のしずく公園」という名称へ変更されている


1971年7月30日、岩手県岩手郡雫石町の上空を飛んでいた全日空の旅客機と航空自衛隊の戦闘機が接触し、二機共に墜落する大事故が発生した


自衛隊員は運良く脱出に成功したものの、全日空旅客機の方は空中分解し、乗員乗客計162名が空中に放り出され、慰霊の森となっている場所に墜落し全員が死亡した





衝突した直後から操縦が不可能になった全日空旅客機は、落下と共に加速して空中分解したのだった


その様子を偶然見ていたある地元住民は、「音がして外を見たら、胡麻粒のようなものが降っていた」と証言している


つまり、上空から落ちて来る乗客達が胡麻粒ように見えたという事である





高度約8,500mから高速で地面に叩きつけられたら人はどうなるのか?


想像するのも恐ろしい事だが、事故現場は正にこの世の地獄と化しており、バラバラになった機体と遺体がそこら中に散らばっていたと言う


そんな出来事があった場所に作られたのが「慰霊の森」の訳で、当然そこは普通の土地である筈もない





おそらくは、自分が亡くなってしまった事に気が付いていない魂がほとんどだったであろう


よく、この「雫石 慰霊の森」が日本最恐の心霊スポットだという声を耳にするが、個人的には最恐ではなく最悲の心霊スポットだと思っている


単なる好奇心やひやかしでこの場所を訪れた人間は、その後の人生を幸せに全うする事が難しくなるという話も聞く


慰霊以外の目的で決してこの場所に足を踏み入れてはいけない


しかし、行ってはいけないと言われると、逆にどうしても行きたくなってしまうのが人間の持つ哀しい性である









記事No.858